中標津で愛され続ける老舗の味「レストラン パイプのけむり」
中標津町の中心部から少し離れた場所に、長年にわたり地元の人々に愛されてきた老舗の洋食レストラン「パイプのけむり」があります。素材を生かし、一皿一皿丁寧に作り上げる料理は、特別な日の食事はもちろん、日常のランチやディナーにもぴったり。心温まる料理と落ち着いた雰囲気で、訪れる人々を優しく迎え入れてくれます。
店舗情報
店名 | レストラン パイプのけむり |
所在地 | 北海道標津郡中標津町緑町北3-2-1 |
電話番号 | 0153-72-4443 |
営業時間 | 10:00~20:00(L.O.19:30) ランチタイム 11:30~14:00 |
定休日 | 不定休 |
決済方法 | 現金 |
癒しの空間で、ゆったりと過ごす贅沢な時間
店内は、まるで植物園にいるかのような、緑豊かな落ち着いた空間です。店主が大切に育てている観葉植物が随所に配されており、それぞれの植物が空間を仕切る役割も果たしています。そのため、周りを気にせず、ゆったりと食事を楽しむことができます。
カウンター席やテーブル席があり、一人でふらりと立ち寄る方から、家族連れまで、様々なシーンで利用できます。
一皿に込められた、丁寧な仕事とこだわりの味
「パイプのけむり」の魅力は、フレンチの技をベースに、地元向けにアレンジした丁寧な料理の数々です。
食材本来の味を大切にし、手間暇をかけて作られる料理は、シンプルながらも奥深い味わいがあります。
一皿ずつ心を込めて作っているため、提供までに少し時間がかかる場合もありますが、待つ時間もまた贅沢なひとときと言えるでしょう。
ここでしか味わえない!?おすすめの料理
数あるメニューの中でも、特におすすめしたいのがサガリステーキです。本州ではハラミとも呼ばれる希少な部位(ハンキングテンダー)を使用しており、あっさりとした旨味が特徴です。取り扱いが難しい部位のため、ステーキで味わえるお店は珍しいのだとか。
自家製のソースはガーリック、和風、ショウガの3種類から選べますが、お店のおすすめは食欲をそそるガーリックソースです。

また、知る人ぞ知る隠れた人気メニューが豚ロースのオレンジ風味ソースです。フレンチではポピュラーなお肉とフルーツの組み合わせを、試行錯誤を重ねて日本人向けにアレンジしており。オレンジの香りが広がるコクのあるソースと、柔らかな豚ロースの相性が抜群で、コアなファンがいるというのも頷けます。

食事の〆には、ぜひヨーグルトのふわふわチーズケーキを味わってみてください。レアチーズケーキとフロマージュを合わせたような新食感で、ふわふわとした軽い口当たりの中から濃厚なチーズのねっとり感が感じられます。「時間と共に成長するチーズケーキ」と表現される奥深い味わいは、サイフォンで丁寧にそそがれるコーヒーとも相性抜群で、このお店でしか味わえない特別な一品です。


創業者の熱い想いが紡ぐ、中標津の洋食文化
「パイプのけむり」は、今から48年前に弟子屈出身の店主が喫茶店としてオープンしました。当時、横文字の屋号は中標津では初めてだったそうです。さらに中標津で一番早く開くお店として、多くの方がモーニングにおとずれました。
思い出をノートに記していくお客さんも多く、お店との暖かい関係性がうかがえます。
今の場所のお店を移してからは洋食メニューをメインに、「ここでしか出せない料理」を提供したいという店主の熱い想いがこの老舗を長年にわたり支え続けています。
自分へのご褒美に、大切な人との食事に、中標津の豊かな自然と歴史が育んだ、心温まる洋食を堪能してみてはいかがでしょうか。