【中標津から世界へ】スピードスケート・蟻戸一永選手。勝負の「1500m&パシュート」と、恩師が語る強さのルーツ

※画像はイメージです。

オホーツクの風が厳しさを増すこの季節、中標津町から熱いニュースが届いています。

いよいよ2026年2月6日に開幕する「ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック」。

中標津町出身・蟻戸一永(ありと もとなが)選手が、この世界最高峰の舞台に挑みます。

当初の予想とは異なり、今回は「男子1500m」と「チームパシュート」の2種目での出場が確定しました。

氷点下の厳しい寒さが続く中標津町ですが、町内では企業の電光掲示板で応援メッセージが流れるなど、地元ならではの温かいサポートが広がっています。

今回は、最新の出場スケジュールと、彼を少年時代から知る地元関係者が語る「強さの秘密」をお届けします。

1. エントリー種目の変更と見どころ

蟻戸選手の出場種目が正式に確定しました。

これまでの予想では長距離(5000m)やマススタートへの出場も期待されていましたが、今大会は以下の2種目に全力を注ぎます。

  • 男子チームパシュート(団体追い抜き)
    3人で隊列を組んで滑る、チームワークが鍵となる種目。日本代表チームの一員として、まずは準々決勝突破を目指します。
  • 男子1500m
    スピードと持久力の両方が求められる過酷な距離。ユース五輪でも金メダルを獲得した得意距離で、世界の強豪に挑みます。

2. 【インタビュー】恩師が語る「蟻戸一永」の真実

なぜ、パイプリンク(人工冷却リンク)のない中標津から、世界で戦う選手が育つのか。

彼を少年時代から見守り、現在は「中標津スピードスケートオリンピアンズ後援会」の会長も務める平間氏に、そのルーツを聞きました。

「ハンデ」が育んだハングリー精神

「中標津には、帯広や苫小牧のような最新のパイプリンクはありません。寒さを待って水を撒く、昔ながらのリンクです」。

平間会長はそう語ります。氷に乗れる時期が遅れるという環境的ハンデ。しかし、それが逆に選手のハングリー精神を育てました。

「恵まれない環境だからこそ、這い上がりたいという気持ちが強い。『山の子』特有の強さが、彼にはあるんです」。

知られざる「母」の影響

また、蟻戸選手のスケーティングセンスの裏には、あるルーツがありました。

「あまり聞かれませんが、実はお母さん(真理子さん)が元トップスケーターなんです。世界ジュニア選手権にも選ばれたほどの名選手でした」。

天性の感覚と、中標津の厳しい環境で培った努力。その両輪が、彼をオリンピックへと押し上げたのです。

なぜ「パシュート」なのか?

今回選出された「チームパシュート」への適性について、平間会長は太鼓判を押します。

「一永の本職は5000mですが、もともとスピードが強みなんです。だからこそ、スピード型とスタミナ型の選手を繋ぐ役割に最適なんです」

「メンタルは少し気分屋なところもありますが(笑)、チーム戦になると『仲間のために』と目の色が変わる。そこが彼の魅力です」

3. 地元企業もバックアップ! 町を彩る「熱いエール」

中標津町内では、蟻戸選手の活躍を願うムードが高まっています。

「アパマンショップ」の温かい掲示板

特に注目を集めているのが、町内の「アパマンショップ中標津店」前に設置された大型電光掲示板です。

この掲示板では現在、蟻戸選手への応援メッセージが放映されています。
取材によると、これは同店が「地元から世界へ羽ばたく選手を応援したい」という思いから、
無償で協力し放映しているものとのこと。

夜の冷え込みが厳しい中標津の街中で、明るく灯るそのメッセージは、
道行く町民に「一緒に応援しよう」と呼びかけているかのようです。

懸垂幕の「写真」に込めた想い

また、平間会長率いる後援会が作成したクリアファイルやポスターには、あるこだわりがあります。

「フリー素材ではなく、プロが撮影した迫力ある写真を使いました。費用はかかりましたが、町民の皆さんが寄付してくれた大切なお金です。だからこそ、最高のもので彼を送り出したかった」

「感謝を忘れるな」という恩師の言葉を胸に、蟻戸選手はミラノのリンクに立ちます。

4. 応援スケジュール(日本時間・保存版)

テレビの前で声援を送るため、最新のスケジュールを確認しておきましょう。

特にチームパシュートは、初戦の結果次第で翌日のレースが決まる重要な一戦です。

⛸️スピードスケート 競技日程
日付 (日本時間) 時間 種目 ラウンド
2月16日 (月) 0:00 深夜 男子チームパシュート 準々決勝
2月17日 (火) 未定 男子チームパシュート 準決勝・決勝 ※勝ち上がり時
2月20日 (金) 0:30 深夜 男子1500m 決勝

※時間は変更になる可能性があります。

※チームパシュートは準々決勝で上位4チームに入ると、翌日の準決勝へ進出します。まずは16日深夜の初戦が最大の山場となります。


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