「開陽台の景色は見たし、次はどこへ行こう?」
中標津の市街地から養老牛方面へ車を走らせると、山肌に巨大な「牛」の文字がドーン!
と描かれた、不思議な山が見えてきます。
それが、地元民に愛される絶景スポット「モアン山」(標高357m)です。
「よし、あの山登ってみよう!」 …と、思ったあなた。
ちょっと待った!!!
この山、日本中の登山ガイドブックの“常識”が一切通用しません。
なぜなら、この山には「夏(5月下旬~10月末)は、登ってはいけない」
という“謎のルール”があるからです。
「え?観光のベストシーズンに登れないの?」
「なんで?」
その“答え”こそが、中標津という町の本質であり、私たちがどうしても伝えたい、
最強の「地域コンテンツ」なんです!

1. なぜ「夏に登れない」のか?(=中標津の核心)
答えは、驚くほどシンプルです。
モアン山は「観光地」である前に、ガチの「牧場(牛の職場)」だから。
あなたが「登山シーズンだ!」と思う5月下旬から10月末は、
このモアン山の広大な斜面に「牛たちが放牧されている“勤務中”」なんです。
「牛」の文字は、デザインやアートじゃありません。
「ここは牛たちの“職場”です。無断で立ち入らないでください」 という、
牛たち(と酪農家さん)からの“メッセージ”だったんですね。
「観光」よりも「生産(酪農)」を最優先する。
これぞ、日本一の酪農王国・中標津の「リアル」であり、「凄み」です。
2. じゃあ「いつ」登れるの?(=最強の“便利”情報)
観光客(私たち)が、牛たちの“職場”にお邪魔できるのは、彼らが“オフシーズン”に入る期間だけ。
登山可能期間: 11月上旬 ~ 翌年 5月下旬
「え、それって…“冬”じゃん!」
そうなんです。
中標津のリアルを知る「道東さん」としては、
「雪道運転に慣れていない観光客が、冬にレンタカーで登山口まで行くのはオススメしません!」
では、どう楽しむのが「最強」か? その「答え」は、
なかしべつ観光協会(https://kaiyoudai.jp/)さんが持っていました。
💡道東さんチェック!【“便利”な攻略法 2選】
- 攻略法①【初心者・秋】:「観光協会の“ガチ”ツアー」に乗る
「道東さん」がこの記事を書いている今(11月上旬)こそ、まさにベストシーズン!
観光協会さんが、地元の山に詳しい南知床山岳会、モアン山地主であるJAけねべつと一緒に登る
「秋のハイキング」を主催しています。 - 攻略法②【中級者・冬】:「スノーシュー」で登る
「道東さん」読者の“ガチ勢”のあなた。
冬のモアン山は、真っ白な雪の上を「スノーシュー」で歩く、
最高のスノーハイク・フィールドに変わります。
(※注意:冬山です。万全の装備と、冬道運転の覚悟がある人のみ!
不安な方は、観光協会さんが“モアン山スノーシューハイキングと野付半島氷平線ミニウォークバスツアー”を計画中!
観光協会のホームページを要チェック!! - https://kaiyoudai.jp/index.php/sightseeing/miniwalk_bus_tour/
3. 山頂からの「ご褒美」(=絶景)
標高357m。
「登山」というより「ハイキング」です。
(観光協会のツアーだと、登山口から山頂まで約75分)
「低い山」と侮るなかれ。
中標津は“大地(根釧台地)”が平らすぎるので、少し登るだけで、
視界を遮るものが何もない「神の視点」が手に入ります。
- 見えるもの①: 開陽台で見た「格子状防風林」の、さらに広大な全体像
- 見えるもの②: 眼下に広がる「育成牧場」(=仲間たちの職場)
- 見えるもの③: 晴れた日には、知床連山や阿寒の山々
💡道東さんチェック! 観光協会のツアーでは、モアン山登頂後、さらに足を延ばして「風の見える丘」にも行くようです。 「風が見える」って…どんだけロマンチックなんですか!




