「中標津と根室、今どっちの方が人口多いの?」 「道東の人口推移はどうなっている?」
道東にお住まいの方や、ビジネスでこの地に関わる方にとって、エリア内の人口動態は非常に気になるトピックです。 かつては根室市が圧倒的な規模を誇っていましたが、近年その差は縮まり、2025年にはついに両者の人口数が拮抗・交差するという歴史的な転換点を迎えました。
この記事では、正確な官公庁データに基づき、中標津町と根室市の最新人口を比較。それぞれの町が持つ役割や特徴をデータから紐解きます。
1. 【最新データ】中標津町・根室市の人口比較
まずは、中標津町と根室市の最新データ(住民基本台帳ベース)をご覧ください。
以下のカードは、毎月の公表データに合わせて自動更新されます。
出典:各自治体公式HPより自動集計
【データのポイント】
人口数では中標津町がわずかに上回りましたが、世帯数では依然として根室市の方が多いのが特徴です(根室:約11,900世帯 / 中標津:約11,500世帯)。これは地域の構造の違いを表しています。
2. 【推移グラフ】2つの線が交差した「2025年」
言葉で説明するよりも、グラフを見ていただくのが一番分かりやすいでしょう。
2020年から現在までの両自治体の人口推移を可視化しました。
中標津町 vs 根室市 人口推移グラフ
出典:中標津町・根室市公式データより自動集計
※グラフの線に触れると、各年月の詳細な人数が表示されます。
グラフから読み解く変化
青い線(根室市)が緩やかな減少傾向にあるのに対し、赤い線(中標津町)は横ばいを維持し、2025年5月付近で2つの線が交差しました。 これは道東の経済圏の重心が少しずつ変化していることを示していますが、同時に「2万人の都市が隣接して2つ存在している」という、道東ならではの強みとも捉えられます。
3. なぜ人口が逆転したのか? 両自治体の事情を分析
人口の増減には、それぞれの町が抱える明確な理由があります。
◆中標津町 なぜ「減らない」のか?
中標津町が人口を維持している最大の要因は、「都市機能の集約」です。
経済のハブ
周辺地域を含めた約7万人商圏の「買い物・医療の中心地」として機能。
アクセスの良さ
空港まで市街地から10分。企業誘致や転勤族にとって大きな魅力。
現役世代の多さ
酪農を中心とした安定した雇用があり、子育て世代の比率が高めです。
◆根室市 数字に見える「成熟都市」の魅力
一方で、根室市には人口数だけでは測れない強みがあります。
世帯数の多さ
世帯数は依然として多く、住宅需要や生活消費の基盤は強固です。
強力な観光ブランド
花咲ガニやサンマ、納沙布岬など、定住人口以上の「交流人口」を稼ぐ力は道内屈指です。
4. これからの道東:より強い補完関係へ

「中標津が根室を抜いた」というニュースはインパクトがありますが、重要なのはその先です。 これからの時代、人口2万人規模の自治体が単独で生き残るのは困難です。
- 医療・買い物・空の便は中標津が担う。
- 観光・水産ブランド・海の恵みは根室が担う。
このように、車で1時間半という距離にある両自治体が、それぞれの強みを活かして補完し合う「道東ネットワーク」こそが、このエリアが生き残る鍵になるでしょう。
まとめ
- 2026年現在、人口数では中標津町、世帯数では根室市が多い。
- グラフで見ると2025年に人口数が逆転したが、両市とも2万人規模を維持している。
- 「中標津 人口」を知りたい人も、「根室 人口」を知りたい人も、重要なのは「お互いの機能」を知ること。




